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Googleのプライバシーサンドボックスのテストについて

2024年は大きな変化の年であり、Criteoは今、それに向けて準備を進めています。  

他のブラウザと同様に、Google Chromeも2024年にサードパーティ・クッキーを廃止する予定です。 サードパーティ・クッキーは、パーソナライゼーションをはじめ、リターゲティング、クリエイティブ、キャンペーンの最適化、測定など、アドレサビリティの機能をサポートすることから、業界すべての人にとって重要なものとなります。 サードパーティ・クッキーを段階的に廃止するにあたり、Googleは「プライバシーサンドボックス」と呼ばれるアドレサビリティを維持するための新たなソリューションを提案しました。

Googleのプライバシーサンドボックスは、サードパーティ・クッキーを使用することなく、対象ユーザーのターゲティング、アトリビューション、詐欺の防止などを強化することを目的としています。 Googleによるこの提案について、詳しくはをご覧ください。

プライバシーサンドボックスのテストのタイムライン

2020年:Criteoは現在のソリューションの基盤構築に向け、複数の提案を公開。

2021年第1四半期:Criteoは、プライバシーサンドボックスの初期段階における提案の1つである「FLoC」のテストを実施。 Criteoは、集約データを活用した学習に焦点を当てた機械学習の公開コンテストを実施。  

2022年第1四半期:Googleは、サードパーティ・クッキーの廃止なしにChromeトラフィックの5%を対象としたテスト「Origin Trial」を開始。 Criteoは、このプライバシーサンドボックステストの一環として、「Topics API」、「Protected Audience API」、および「Attribution Reporting API」のテストを開始。 

2023年1月~2023年12月:継続的なテストとフィードバック セッションがCriteoとGoogleの間で直接行われ、テストのパフォーマンスレビューを経て、新機能と設定に関する推奨事項を作成。

現在

2023年11月15日:Criteoは、Googleが指定する新しいクッキーを設定し、タグベースの統合に向けたコントロールグループとテストグループの募集を開始"accept-cookie-deprecation."

2023年11月15日~12月31日:テストグループとコントロールグループの募集は、テストの前段階にかけて継続される。

2023年12月4 日:CMAテストの一環として、Criteoは米国の一部のトラフィックに「partitioned_bundle」クッキーを用い、プライバシー・サンドボックスにおけるCHIPSソリューションの利便性に関する市場テストを開始。

2024年1月1日:Googleの発表日(世界中のChromeトラフィックの1%でクッキー廃止)。 Chromeでのクッキー廃止は、これが初の試みです。   

2024年1月1日~6月30日:継続的なテストが行われ、Criteoは引き続きプライバシーサンドボックスAPIを評価し、Googleにフィードバックを提供。 Criteoはプライバシー・サンドボックスのテスト用クッキー「receive-cookie-deprecation」を活用して、この期間の間テストグループとコントロールグループの募集を継続します。 

2024年7月1日:CMAがGoogleのプライバシー・サンドボックスを承認した場合、Googleは2024年第3四半期からChromeでサードパーティ・クッキーのサポートを段階的に廃止し始める予定です。

Criteoがサードパーティ・クッキーを使用せずに顧客をサポートする方法

Criteoには、広告呼び出しのインスタンスごとにアドレサビリティのサポートをリアルタイムに最適化する多角的な戦略があり、 将来性のあるファーストパーティIDによって需要と供給を結び付け、ターゲティング、測定、クリエイティブ、商品レコメンドなどを可能にします。 CriteoはChromeのプライバシーサンドボックスを活用し、プライバシーサンドボックスAPI内で未認証ユーザーにもユーザーレベルでリーチすることができます。 そして、Chromeおよび他のブラウザや環境で認証されたユーザーが利用できる場合は、ファーストパーティ・データを使用します。 また、Criteoプラットフォーム内からオンサイトのリテールメディアやソーシャルライツなど、高度にアドレサブルでクローズドな環境にクライアントを直接接続します。

Criteoのアドレサビリティ戦略について、詳しくはパートナー向けのこちらをご覧ください。Criteoの最高プロダクト責任者(CPO)であるTodd Parsonsがご説明いたします。

パートナーへの推奨事項

クッキーレスの未来に向け、今からできること

Criteoは、アドレサビリティを可能にするツールをパートナーが有効活用できるようにするためのフレームワークを確立してきましたが、貴社でもクッキーレスの将来に備えるために今からできることはたくさんあります。  

ファーストパーティ・データの準備: 

  • 今こそファーストパーティ・データ戦略を策定しましょう。 貴社のファーストパーティ・データセットが主にWeb環境のサードパーティ・クッキーを用いて構築されている場合には、Eメールの登録を通じて最新情報や割引クーポン、または新しいコンテンツを受け取るなど、新しい方法で顧客データを取得する方法を検討してください。  

  • 直接統合により、ハッシュ化されたEメール(HEM)をCriteoに共有できるよう設定を最適化しましょう。 つまり、顧客がログインする可能性の高いカートページやトランザクションページなど、HEMトラフィックが大量に発生するページにタグを付けるのです。

Googleのプライバシーサンドボックスへの備え:

  • 業界の最新動向に関する情報を、業界誌やCriteoの担当者から収集することで、Googleのプライバシーサンドボックスの提案に精通しましょう。

  • テストの進捗については、Criteoチームにお問い合わせください。 CriteoはGoogleと共に、パートナーに対して透明性に関する責任を負えるように、R&DR&Dブログ で結果を公開しています

  • タグを使用して設定を最適化しましょう。 GoogleのプライバシーサンドボックスはJavaスクリプトベースのテクノロジーであるため、現在使用するにあたり最適となる統合タイプはJSタグです。 Chromeでのサードパーティ・クッキーの廃止に対応するために、Criteoの担当者と協力してタグの設定を最適化してください。

  • クローズドな環境でWebを最適化し、価値を最大化する:
    Criteoなら、1つのキャンペーンでオープンインターネットとソーシャルメディアの予算をリアルタイムに調整・最適化できます。 これら2つの環境を接続すれば、ファーストパーティ・データのアドレサブルリーチが最大化されます。

  • Criteoチームと対話し、ソーシャルメディアとリテールメディアのオンサイトキャンペーンでアドレサブルリーチを拡大する方法や、サードパーティ・クッキーなしでターゲティングと効果測定を実現する方法について、理解を深めてください。
     

プライバシーサンドボックスのオプトアウト

Criteoはプライバシーサンドボックスのテストや、将来に向けたアドレサビリティのサポートへの参加を希望しないパートナーに、オプトアウトを提供しています。 プライバシーサンドボックスのテストと、コントロールグループ募集のクッキー「receive-cookie-deprecation」を統合システムから削除することをご希望のお客様は、Criteoの担当者までご連絡ください。